2012年8月20日月曜日
日本人は状況倫理
こんにちは、大森です。あまりの暑さに気が遠くなっています(笑)
早川先生から「みんなで長い間見て見ぬ振りをしてきた」とのご指摘があり、私自身も「なぜそうなのか?」をずっと考えています。そんな中、先日、NHKで「終戦 なぜ早く決められなかったのか」という特番がありました。
その内容は、日本の陸海軍に欧州数ヶ国の軍からソ連参戦の情報が入っていたにもかかわらず、閣僚会議では軍の責任者はその話を一切しない。天皇が密かにその情報を入手し、軍の幹部に個別に問いただしてもその話をしない。外務大臣もその情報をまったく知らず、外務省の官僚は謀略だといって取り上げない。その結果、原爆は落とされ、ソ連が参戦し、無条件降伏という悲惨な結末を迎えました。
先の大戦時の政府と現在の政府閣僚や東電幹部もまったく変わっていません。ということはこれは反省するしない以前の日本人の生きる型なのではないでしょうか。
西欧人のような宗教や超越した価値による「絶対倫理」ではなく、日本人はその都度、出来事に対応する「状況倫理」なのでしょう。
そのようになった理由は、
●四季に恵まれた自然が富を与えてくれる受動的な生活環境
●絶対的な価値を掲げる責任者を必要としない歴史文化
だと思います。
その型を象徴するのが天皇制で、天皇の役割は自然の秩序と日本人の安寧を祈ることで絶対価値を示すことではありません。
「見て見ぬ振り」というよりは、「目の前に起こっていることをただ受動的に眺めて自然のなすがまま」なのだと思います。たぶんこれは私達の血肉なので、日本人としての歴史が続く限り変わらないかもしれません。
これは、良い悪いを言えるものではなく、外国から稀に賞賛される日本人の美意識を支えるものであるとも思うのですが、いかがでしょうか?
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