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2012年3月28日水曜日

バーチャルな人間関係が上達してもリアルな人間関係はうまくならない

こんばんわ。早川です。

ようやく春めいてきましたが、やはり桜を見なければ春を実感できない感じがあります。あと一息ですね。


さて、お2人から「(人間は)誰かに理解されたいという生き物」「 人間はついつい「誰かに(もっともっと)自分をわかってほしい」と願わずにはいられない、さびしがりな動物」というお話がありました。全く同感です。

私が専門としている児童精神科領域では、「関係性の障害」ということがよく生じます。その人が病気、というよりも、「人と人の関係がうまくいかなくなっている」と考えた方がよい状態、ということです。人間はやはり、一人ぼっちではなかなか生きられず、誰かとのつながりを強く希求するので、どうしても人間関係の問題が生じやすい、ということです。

そして、「関係性の障害」を治療していく際に困難となるのが、今テーマとなっている「バーチャルな人間関係」というものです。臨床の実感としては、バーチャルな人間関係にどんなに長けていてもリアルな人間関係が上手とは限らず、また人間はやはりバーチャルな人間関係だけではどこか空虚感を感じてしまうようなのです。

そのような実感に基づくと、「砂漠や空に向かって話すような独り言」であるブログは、リアルな人間関係では聞いてもらえる人がいないので、「自分の言うことを聞いてくれている人がいるはずだ」という幻想を必要としている、ということなのではないか、と思うのです。

ちょっと厳しいことを言うようですが、バーチャルが上達しても、やっぱりリアルはうまくならないと思うのです。そして、リアルが上達することは、回避さえしなければそれほど難しいことではないと思うのですが…。

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