心の病は、社会の病。

みんなが幸せに生きていけるように、より良い社会を求めて。

2010年4月8日木曜日

社会風土がコミュニケーション形態を決める(2)

●大人ができなことを子どもに要求しても…

少し逆説的な話をまずしましたが、もちろん私自身は「他者に対して自分の考えをきちんと説明できる力」や「人の話をきちんと聞いて理解する力」といったコミュニケ―ション能力を子どもたちが高めるべきだと思っています。

ただ、そのためには大人自身が甘えに打ち勝たなければいけないと思います。大人たち(親に限らず、です)の中には、「自分たちは苦しいから変わることに取り組まないで済ませて、子どもたちは変わってほしい」という考えがあるように感じられます。

大人は様々な要求を子どもに、もしくは学校に突きつけていますが、自分たちはどれだけ変わろうとしているのでしょうか。子どもたちには英語の授業を増やして「国際人になれ」という一方で、自分たちが外国人に道を聞かれた時に逃げ回るようでは、その様子を見ている子どもたちにどれだけの説得力があるでしょうか。

子どもは大人の様子を見て「こんなものか」と感じるものです。切迫感がなければ変わる気持ちになんてなれないでしょう。だから私は、無理に壁を乗り越えなくてもよい、と思うのです。ただ、大人ができないことを子どもに要求するのは、ちょっとひどいのではないかと思います。

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