こんにちは。上原です。
子供や若者のコミュニケーションについて考えるにあたり、ケータイをキーワードの一つとして考え始めた討論も一つの結論にたどりつきつつあるようです。それは「日本人は自我が弱く、自分と均質な考えを持つ同士で群れたがる傾向が強い。だから、一人になると不安で、ついケータイを使って常に仲間とつながっていたくなってしまう」ということ。
早川先生もおっしゃっていますが、同じような者同士が群れたがるのは日本人だけではなく、どこの国でも起こりうることでしょう。でも、よく言われるように日本は島国で鎖国までしていたし、異文化を背景にもつ人々に対して自分たちの考えを上手に説明するのが極めて苦手な国であるのは確かでしょう。そういえば「引きこもり」という現象は、日本と韓国が圧倒的に多く、他の国ではあまり見られないと聞いたことがあります。韓国も半島の先にあるし、独自の言語と文化を持つ国という点で、共通しているのかもしれませんね。
なにはともあれ、日本人は概して知らない人や大勢の前で話すのが苦手。かく言う私もそうです。一昔前に比べると、若い人を中心に自分の考えを上手く言葉にしてしっかりしゃべる人が増えてきたな、という感はありますが、それでもやっぱり全体的にはまだまだでしょう。
では、そうしたトレーニングをどこで積めばいいのか、という問題ですが、まあ、多くの場合社会に出て荒波にもまれながら徐々に、そして自然にそれぞれが体得していくものではあると思うのですが、やっぱりその前に、教育でもちゃんとやってほしいように思います。異質な考えを持つ人に対して自分の考えを上手に説明する訓練ですから、これは家庭ではなかなか難しいと思います。
そういう意味で、学校教育にもう少しがんばってほしい気がしてきますね。私の高校の現代国語の恩師は受験勉強なんてまったくせずに、「物事について自分でよく考え、その考えを人に語ることの大切さ」を、いっかんして教えてくれました。これには本当に感謝しています。自分の考えを人に語れなかったら、他者とコミュニケーションは成り立ちませんからね。あと付け加えると、「相手の発言をできるだけ相手の気持ちになって聞く耳」を持つ、ということも大事だと思います。これもまた、簡単そうで、なかなか難しいことです。
2010年4月1日木曜日
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