心の病は、社会の病。

みんなが幸せに生きていけるように、より良い社会を求めて。

2010年3月24日水曜日

異文化の人にも自分のことをわかるように表現すること

こんばんわ。早川です。
またまた書き込みが遅くなってしまいました。すみません。前回の書き込みの評判がよくてうれしかったです。さて、今度は自我機能と個人主義的なトレーニングについてですね。

まず、「自我機能とはなにか」をはっきりさせなければなりません。自我機能とは、自我の持っている機能のことです――といっても、なんのことやらよくわかりませんね。自我とは「心理学で、行動や意識の主体。自我意識」(大辞泉)と書かれています。英語では「self」か「ego」。他者や外界と区別される「自分」であり、何か行動する時の主体です。

その自我が行う様々な働きを「自我機能」とまとめて呼んでいるわけです。この自我機能について、ベラックという学者は下記の12個に分類したようです(私は専門でないので詳しくないです)。

1.現実検討
2.判断
3.現実感
4.思考過程
5.自律的な自我機能
6.刺激防壁
7.欲動・感情の統御と調整
8.防衛機能
9.対象関係
10.支配ー達成の能力
11.自我を助ける適応的退行
12.自我の総合ー統合機能

自我はこれらの機能を発揮することで、外界と自我の関係をうまく安定させたり、なにかを実行したりするのだと思います。逆に言えば、自我機能が十分でないと、外界と自我の関係がうまくいかなくなる。

私は前回、「個人主義的なトレーニングを受けておらず自我意識が弱いから自分への不安が強く、周囲のことを探ろうとしている」と書きました。これをもう少しきちんと書くと下記のようになります。
「ずっと均質な文化の中で育ち、異文化との交わりの中でも自我を保てるようなトレーニングを積んできていないと、異なる考え方を持っている人と交わると不安になってしまい、均質な考えを持つ同志で群れようとしてしまう」ちなみにこれは、日本人だけとは限らない問題だと思います。

どの国でもどの文化でも、このようなことは起きます。個人主義的なトレーニングとは、「異文化の背景を持つ人々に対して、自分のことを相手がわかるように表現していく訓練」という意味で私は使いました。我が強くなれ、という意味ではなく、「どんな相手に対しても、自分がやりたいことがいかにその組織に役立つかを、相手がわかるようにうまく説明して相手を納得させる」という意味です。

でもこれって、よく考えれば当たり前のことだと思うのですが、一般に日本人は苦手にしているように思います。そしてこれは国際人になるためには、「英語をしゃべれる」ことよりもずっと重要なことのように思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿