ゴールデンウィークにかまけて、少々ごぶさたいたしました。
今回から数回にかけては、医師の労働環境という点に、目を向けてみたいと思います。
医師の仕事とひと口に言っても、開業医なのか、勤務医なのか、病院の規模はどれぐらいか、新人なのかベテランなのか、何科の医師なのか、勤務地はどこか、病院は公立系か、私立系か、などによって、その労働環境には、相当な違いがあるようです。
残念ながら、詳細なデータはまだそろっていないのですが、一つ例をあげてみましょう。
私立大学病院の勤務医で、30代後半の医師の場合、大学から出る給料はわずか20万円前後!だそうです。ただし、アルバイトとして、ほかの病院の日勤や当直に出ると、1日6万~10万ぐらいもらえるとのこと。仮に月に8日ほどアルバイトをしたとすると、年収として800万~1000万ぐらいなります。
この金額、「医師は高給」というイメージが強いわりには、思ったほどではなかったと感じる方も多いのではないでしょうか。年収で考えると、一流企業のサラリーマンと同じぐらいだと思います。しかし、退職金やその他福利厚生まで入れて考えると、企業のサラリーマンの方が割がいいのではないでしょうか。
一流企業のサラリーマンも、残業や休日出勤に終われ、身を粉にして働いている方が多いとは思いますが、それでも「人の命に直接かかわる」緊張感と始終背中合わせという仕事は、そうそうないでしょう。一方、重症の患者さんを担当している医師たちは、そうしたプレッシャーとリスクを背負った上で毎日を過ごしています。それを考えると、いわゆる「割の良い仕事」とは、とても言えないと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿