こんばんわ。早川です。
ここ何回か、医療とお金がテーマでしたが、これは私も詳しくないテーマなので、確かにあまり引っ張らない方がよい気がします。子どもの話に少し戻っていきましょうか。
私は児童精神科に所属して診療を行なっていますが、「児童精神科」は名前からしても敷居が高く、受診をためらわれる方が多いようです。ですので、児童精神科に受診される方は、小児科などでの治療でも改善せずにやって来られるお子さんや、深刻な問題を抱えているお子さんが多いと思います。つまり、子どものちょっとした心の問題は、近くの小児科で相談されることが多いようです。
では、児童精神科にはどんな悩みを抱えて来院されるかですが、これは千差万別でいろいろな悩みがあります。目立つものとしては、不登校、死にたい気持ち、暴力などの問題行動、みんなとちょっと変わった個性に悩んでいる――といったものがあるように思います。もちろん、それらがいくつも重なっていることもあります。
ただ重要なのは、その表に表れた問題が一番の問題かと言えば。そうとは限らないということです。不登校を問題として受診したお子さんが、よく話していくと両親の不和があったり、いじめを問題として受診したお子さんが、実は本人の変わった個性に同級生が困っていたり…など、いろいろあります。
あと、「精神科」と言うと「病気にされてしまう」と思われてしまうことも多いですが、病気ではなくて困っていることも多いのです。なぜなら、思春期というものは、それだけで苦しい時代だからです。もちろん、本物の病気があれば早くそれを見つけて治療していくのも、私たちの仕事です。
児童精神科の受診患者数ですが、この10年でものすごく増えています。当院でも増えていますが、都立梅が丘病院の市川院長が国会に参考人として呼ばれた時も、受診者数がこの10年で2.5倍になっている、と話されていました。
※文部科学委員会の資料参照
この話の中にもありますが、いま増えているのは広汎性発達障害の人たちです。これはおそらく全国的な傾向だと思います。
2010年3月16日火曜日
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