前回ふれた通り、医師に圧倒的に足りないのは、完全にプライベートな時間ではないでしょうか。こういう時に、犠牲にせざるを得ないのが、家族との時間でしょう。
ある医師は、こう語っていました。
「私の妻は医療関係者なので、自分がどんな風に働いているのか、よく理解してくれています。でも、ごく普通の女性だったら、夫はいつもどこで何をしているのやら、と感じてしまうことはあるでしょうね。それに、小さな子供がいる家庭では、『お父さんは(お母さんは)、患者さんのために一生懸命働いているんだよ』といくら説明したところで、理解できるものではありません。たまの休みに久しぶりに子供と遊びに行っていても、病院から呼び出しがあったら、切り上げて帰らなければならない。それは、子供にとっては実に悲しいことですよ。子供たちが、そうした親の医師としての役割や志を理解してくれるようになるのは、ある程度大きくなってから。それがうまくいかなくて、親子の間に一生大きな溝ができてしまった医師の家族も実際存在します」
一般的に、こうした医師たちは、長期の休暇はまずとれません。海外旅行はもちろんのこと、2、3日の国内旅行でさえ難しいのが現状のようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿