こんにちは、上原です。
早川先生からの、心の領域における薬の役割について興味深く読ませていただきました。
非常に個人的な感想になってしまうのですが、今日は少し、自分の体験をご紹介させていただきます。
前にも少しふれたのですが、私の身内に、精神科に長年通院している者がおります。仮に、Aとしておきましょう。
Aは10年以上前にうつ病になり、精神科を受診しました。以来、長年にわたり良くなったり悪くなったりを繰返してきました。入院はしないでなんとか済んだのですが、ひどい時は、家族もうつ病になりそうなほど、大変な時期もありました。
で、薬ですが、最初に薬を飲んだ時は久しぶりにぐっすり寝てくれて、その時、家族が心からほっとしたのを覚えています。本人は最初からあまり薬は飲みたがらなかったのですが、なんとか説き伏せて、病院の処方どおりにできるだけ飲ませました。
幸い、概して薬がよく効くタイプだったようで、副作用もさほどなく、薬さえ飲んでいればまずまず調子が良い、という状態が続きました。
Aはうつが悪くなると、泣き言や不平、不満などを言い続けるため、家族も最初のうちはできるだけ話につきあっていても、そのうち疲れてきます。そしてAが泣き言を言い始めた時についつい「薬飲んだ? 飲んでごらんよ」と言うようになってしまったのです。
病院では「量が少ないから全然大丈夫です」と説明があったので、そのまま来てしまった感じです。もちろん、調子が良い間は、薬も減るのですが……。薬に依存してしまうのは、患者本人だけでなく、家族ぐるみの場合もあるなあと、つくづく思いました。本当に難しいものですね。
2010年3月16日火曜日
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