こんばんわ。早川です。
今回もまた、大森さんが悲観的、上原さんが前向きでしたね。
大森さんは、「現代人は、"自由である"と呪われている」というサルトルのようなお話で、上原さんは「どんな状況でも自分を持ってくじけずに生きられる強い心を」というフロイトの自我心理学のようなお話でした。
心理学の流れでは、自我を強くすることを目指す自我心理学は戦後少しずつ廃れて行き、自己愛を大切にする自己心理学や、集団を大切にする集団精神療法が中心になりつつあります。特に日本人は、「甘え」や「集団」が重要であり、そこまで「自我」にこだわらずに見た方がよいように思います。
「自我」をつい考えてしまうのは、人間集団を「組織」として見て行く中で生じるもののような気がします。しかし、本当に有機的で支えられる人間集団は「チーム」であり「グループ」です。医療者集団も、お互いの信頼関係がなく力による支配のみの「組織」の場合は危機的状況の時に役に立ちませんが、互いに支えあい信頼しあえている「チーム」の場合は、いざという時ほど結束して戦えます。
今の日本は、各地に心のない「組織」が多くあり、「チーム」として機能している集団は少なくなってしまっているように感じています。
2012年7月18日水曜日
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