このところリズムよく話が展開してきましたね。
さて、「SNSでの日常的な発言を繰り返していると、公私の境界があいまいになってくる」という上原さんのコメントがありましたが、それを聞いて思い出したのが「電車内での化粧」問題です。これについては「私的空間が、昔ならば公的空間であった電車内まで拡大している」という解釈を社会学者がしていましたが、現代では多くの人が音楽を聴いたり携帯を見たりして、電車の中を私的空間にしようと試みているように思います。でもやっぱり、電車の中はどう見ても公的空間でしょう。つまり、「公的空間を私的空間にしようとする試み」が起きているわけです。その結果、公私の境界もあいまいになる。
SNSも、「本来公的空間であるネット空間を、私的空間にしようとする試み」に思えるのですが、どうでしょうか。
しかし電車と同様、いかにごまかしてもネット空間は私的空間ではないから、私的な使い方をすれば他者との衝突は避けられず、その結果としてトラブルが増えてしまうように思います。
2012年1月23日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
上原です。
返信削除なるほど。実に面白く、興味深いお話ですね。
「本来公的空間であるネット空間を、私的空間にしようとする試み」という部分を読んで、自分の中でもやもやとしていたことを、はっきり解説していただいたような気分になりました。
それにしても、みんなが「公」を意識する力が弱まってきているのは、動かし難い事実なんでしょう。ある意味、幼くなっていっている、ということでしょうか。続きはまたいずれ、投稿しますね。