心の病は、社会の病。

みんなが幸せに生きていけるように、より良い社会を求めて。

2010年8月3日火曜日

わかってもらおうとする力をつけるために

こんにちは、大森です。

上原さんの投稿で、「日本のひきこもりは推定70万人」という調査に対して、調査の座長が「気持ちをうまく表現できない人を受け入れる社会になる必要がある」との発言を取り上げられていました。これは、早川先生と上原さんの、「わかってもらおうとする力さえも退化してきた」という議論と深く関係していると思います。

自分の気持ちや感情をうまく言葉にできない、だから相手に理解されない、理解されないから言葉にするのが萎えてしまう、という負のスパイラルに陥ってひきこもってしまうのでしょう。

しかし、今の世の中はすべて複雑かつ多様化しているので、相手に対して気持ちをうまく伝えないと生きていけないことも確かです。特に成人して社会に出たときには、仕事では何ができる人なのか?人間としてどのような価値観を持っているのか?ということを言葉にできなければ一緒に働くことができません。

ひとつの対処法として、ひきこもりの人がインターネットに親和性があるという話もあり、Twitterやブログをコミュニケーション再生のために役立てられないでしょうか。これらのツールは炎上などもあり危険な面もありますが、いまはプロテクトやコメント承認機能なども搭載されているので、ある程度自分でコントロールすることも可能です。

負のスパイラルに落ちている人にとっては「Twitterやブログなんてやっても誰も読んでくれないよ」という気持ちになるでしょうが、実はこれらのツールの最大のメリットは他人に読んでもらうことではなく、自分で考えていることを自分で認識するためのツールとして役に立つということです。

誰も読まないだろうという期待感が全く無いところではじめる、誰も読んでくれない、それでも書き続ける、そうするといま自分が何を考えているかを認識することができて、ネット空間であれ公共性という場に一歩踏み出て発言することになります。何よりも自分が何を考えていて、何を言いたいのかをTwitterやブログで表現してみる。それが、「わかってもらおうとする力の再生」につながるのではないかと思います。

一点大切なことは、Twitterやブログの投稿は「書いたら、最低3回は読み直すこと」です、感情的な書き殴りは絶対にやってはいけません。こうすればかなり効果があると思うのですがいかがでしょうか?実際に早川先生の施設や病院などでは患者さんとTwitterやブログとの関係はどのようにされているのでしょうか?

ちょっと話は変わりますが、幼児虐待の事件が増えています。大阪2児虐待死の報道では、一般の人からは「役所の対応に問題がある」など、虐待の本質とは異なる意見が多いように感じます。一度、虐待の問題について議論したほうがいいですね。

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